華やか過ぎず、辺りとマッチした、ほどよい大きさの花が供えられていました。先に老夫婦がお参りに来ていました。スペインから来たということで、お互い詳しい会話ができず、目で挨拶して別れました。いたわり合いながら、坂を下っていく老夫婦の後ろ姿は映画の1シーンのようで、ピアフの歌声が僕の耳には聞こえていました。墓には、レリーフあり、写真あり、彫像あり、そして人生があります。アポリネールの墓石には彼の詩が刻まれていました
また、一方で、1月は今や懐かしのフランと新生ユーロが併存する歴史的時期でした。スーパーのレジのマダムが小銭の扱いが難しそうで、レジの行列に少しパニックになってオロオロしていたのが、かわいそうでした。あの存在に賛否両論のあったコンコルド広場の大観覧車も遂に撤去とか、いざなくなるとなると寂しいですね。残念であったのは、オランジュリー美術館はいつも閉館、セーヌ川はいつも増水というのは、イクタビ・ノ・パリの塩味になっています。リュクサンブール公園の自由の女神像もいつも海外出張中です。